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「犬と私の10の約束」を読んで・・・ [ドッグフリーク]

 「犬と私の10の約束」 著者 川口晴 を読みました。

    たーしが「泣けるから読み」って貸してくれました。 

    結構 泣けました。 うそっ! 次の日の顔の腫れが心配になるくらい 涙でました。

    まず 第一章の前に 誰でも一度は目を通したことがある”10の約束”が書いてあります。

  1.  私と気長につきあってください。
  2. 私を信じてください。それだけで私は幸せです。
  3. 私にも心があることを忘れないでください。
  4. 言うことをきかないときは理由があります。
  5. 私にたくさん話しかけてください。 人のことばは話せないけど、わかっています。
  6. 私をたたかないで。 本気になったら私の方が強いことを忘れないで。
  7. 私が年を取っても仲良くしてください。
  8. 私は十年くらいしか生きられません。 だからできるだけ私と一緒にいてください。
  9. あなたには学校もあるし友だちもいます。 でも私にはあなたしかいません。
  10. 私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。 どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。

                                   (本から引用させてもらいました。)

    私は この”10の約束”そのもので 目頭と鼻の奥が熱くなってしまうのです。

 

主人公のあかりとゴールデンレトリバーのソックス♀との物語を中心に お母さんや友だちとの別れ等センチメンタルな面もありますが 心温まる家族愛・友情愛があって 思春期を過ごすあかりの複雑な気持ちとソックスへの愛情が やわらかい文章で表現されていました。

 

私が必要以上に涙が出てしまうのは あかりと自分を重ねてしまったからなのです。 読み進むうちに 私もそうだったから あかりちゃん 早く気付いて・・・ 悔いは残さないでって・・・。

今日のブログは 「犬と私の10の約束」を読んで 思い出してしまった妹と弟のお話です。

ダラダラとした感想文&回想文なので 退屈だったら ごめんなさぁ~い♪

 

私が妹アリス(チャウチャウ)と出会い アリスが亡くなるまでの時期は やはり 主人公のあかり同様 私も人並みに子供から思春期を経て 進学あり恋愛や友だちとのつきあいあり そして社会に出る時期でしたから・・・。 アリスだけでなく家族をおろそかにしてしまう時期なんですよね。 ただ救われるのは アリスには弟ボン(元 虐待されてた野良犬)が出来て そして 母が人様に見られたら恥ずかしくなるくらい妹と弟をかわいがっていたことです。 もちろん 本の中のソックスも あかりだけでなくお父さんやみんなに愛されていました。 でも あかりにしろ私にしろ 自分中心にお互いの妹や弟のことを思えば いろんな気持ちが溢れてしまうんでしょうね。

10年の月日が流れ アリスも寿命を迎えました。 アリスは息をひきとるまで 母と私を待ってくれました。 知らない場所(病院)で不安だったと思います。 苦しかったと思います。 もう既に 横たわっていましたから・・・。 でも 私達が到着するまで待ってくれていました。 信じてくれていたのですね 私達が必ず迎えにくることを・・・。 母が 「アリちゃん おかあさんよ」って 体を一撫でした瞬間 大きく息を吸って そのまま 二度と息をすることはありませんでした。 アリスは母の手が大好きな子でしたから 最期に母の手に触れることが出来て 本当に幸せだったと思います。 

少なくとも三日間は涙でっぱなしの私でした。 既に社会人になっていた私は タオルを片手に出勤したのを覚えています。 電車の中だろうが道端だろうが おかまいなしに 泣いていましたから(笑) もっと 辛かったのは母でしょうね。 12時間は外にいる私でしたが 当時 母はアリスとボンを中心に生活をしていましたから・・・。 私は「生まれ変わったら お母さんちの犬になりたい」ってよく言っていました(笑)  「もっと いろんなことしてあげたら良かったって思ってしまうね」と母に言った時 「言い出したらキリは無いわ・・・。 でも 私は これ以上ないにくらいしたもの あの子には・・・」と涙声で返ってきました。 「ほんまやね・・・お母さんに悔いは無いわ・・・」 

私達には 後に残された弟のボンちゃんがいました。 その頃には私も大人になっていましたからね・・・ ボンちゃんと過ごす時間をより大切にしました。 阪神大震災もあったので 常に傍にいました。 私が一人暮らしを始めるのが遅かったのは ボンちゃんと離れたくなかったから・・・(笑) 結局 離れて住むことにはなりましたが ボンちゃんに何かあったら絶対に連絡する様 両親に常に言っていましたので 真夜中に電話が鳴った時は すぐにわかりました。 ボンちゃんがうちの子になって14年が経っていました。 「ボンの様子がおかしぃねん すぐ来てっ!!」 最後は 全て私にさせてくれました。 排泄物で汚れた体を抱いて病院に連れて行き 「どうにかしてっ」ってお医者様に叫んでいました。 脳腫瘍が眼球を圧迫しており 既に植物犬状態でしたので 幸か不幸か 私達が傍にいてあげれていないこともわからないまま 正気に戻ることなく病院で亡くなりました。  犬依存症の私達には また既に たぬきさん(ポメラニアン)という家族がいました。 タンちゃんはボンちゃんのことが大好きだったので 帰ることのないボンちゃんを玄関で 毎日毎日何時間も待っていたそうです。 

 

本を読みながら こんなことを思い出し 涙で 顔中 ズルズルになってしまいました。 

 

犬の寿命って短いなぁって思います。 10の約束にもある様に 心があって そして 家族しかいないんですよね。 家族を愛してくれるんですよね。

 

母の子宮に腫瘍がありました。 アリスは子宮蓄膿症で入院しましたが 老体と体力不足のため手術が出来ませんでした。 アリスの死後 母が再診してもらったら腫瘍がなくなっていました。 ボンのときもそうです。 母の直腸に腫瘍があったのですが ボンの死後 また腫瘍が消えていました。 どちらも お医者様が不思議がっていたそうです(笑) アリスとボンがお母さんの良くないものを持って行ってくれたんですよね・・・。 「お母さんのせいで寿命縮まったんちゃうん?」って言ったら 怒ってましたが・・・。

 

アリスにしろボンにしろ飼っていたといいうよりは 同じ母に兄弟として一緒に育ったみたいなものです。 子供のいない私は ブサイクな天使達が初めての子供になるんですね。 だから 私の母の様に 精一杯 ブサイクな天使達を大事にしてあげたいです。 身代わりになんてならないでね!! 

 

     根気よく ここまで読んで下さってありがとうございます。

     下の”犬の十戒”にも 立ち寄ってみてください。

       (リンクフリーでしたが 念のために管理者からの許可をいただいております)

       この”犬の十戒”には 本の中にある”虹の橋”にもリンク出来ます。

                   メロディも流れてくるので なかなか 心に沁みてきますよ・・・。

    ちなみに”猫の十戒”は コミカルなかわいらしい内容で 安心して読めます。                    

                                                


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コメント 14

おぼおかん

確か「犬の十戒」とか言うので映画もありますよね。こないだ映画見に行ったら予告やってました。中越地震で取り残されたワンコの話の映画も。
ワンコと暮らし始めてから、ワンコネタの泣ける話はヤバイです・・・。
涙腺無い女やったのに~。
by おぼおかん (2007-11-27 17:48) 

pashamaki

おぼおかんさん 

私 そんなん見ないようにしてるんです。
涙腺ユルユルなんです。
ましてや映画館なんかで見たら 涙で顔溶けて おばけみたいな顔になって 誰かわからんくなるから 世間のためにも見ない様にしてるんです。
by pashamaki (2007-11-27 18:00) 

おかあはん

うわぁーん。読みながら泣いちゃいましたよ。。。
私も中学の頃から犬を飼ってたので
pashamakiさんのおっしゃることがよ~くわかります。
前にブログでも書いたことがあるんですが、
前に飼ってた犬は夜中にひとりで逝かせてしまったので
そのことがいまだに心残りでずっと後悔しているので
犬の十戒の最後の項目を見るたびに心が痛みます。

文太には私の寿命をわけてあげてもいいから長生きしてほしいと思います。
でもかと言って私が先に死んだりすると文太にとっては一番の不幸ですからね。。。
文太が死ぬまでは絶対に死ねないし病気で入院とかもできないと
気を引き締めてますっ(>Д<)ゝ” (あ、いや別に今健康なんですけど。)

あ、それとこちらのブログ、リンクさせていただきました~。
事後報告でごめんなさい。。。
by おかあはん (2007-11-27 20:33) 

たーし

犬を飼ってる事もあり
『10の約束』だけでも、きますね…。(T_T)
分かってるんやケド、何もしてあげれない自分が。。。
テレビでも、動物関係なんかを見てたりすると、
ひとりだけなら、気にする事なく、
鼻ジュルジュルで泣けますが、
家族と一緒で見てる時は、どんだけ
泣くのを我慢する事か。。。(笑)
by たーし (2007-11-27 20:38) 

デルママ

今職場で、泣いてるのを気付かれないように必死です。。。

全ての犬と暮らす人に
この気持ちずっと忘れずに、犬と接して欲しいですよね。
天使達からもらう愛情はとてつもなく、大きく深いですから。

新しく犬を飼いたいという方には必ず「犬の十戒」を紹介しています。
ブリーダーさんやペットショップでも子犬を引き渡す際に
必ず読んでくださいと案内しているところもあります。

映画がきっかけで犬を飼ってない方々にも認知してもらって
優しい社会になってほしいと心から思います。
by デルママ (2007-11-28 11:46) 

pashamaki

おかあはんへ

最後まで読んで下さったんですね ありがとうございます。
私もね 子供がいるわけではないので そんなに長生きしたいなんて思っていないのですが せめて向こう10年(やつらの寿命)は生きてなきゃって思うんです。 多分 余裕で生きてると思いますが・・・。 一人で生活してるんで 入院も出来ないですし・・・。 なんか あった時のことは考えて 頼むねって友だちに約束はしておりますが・・・。 (やつら やんちゃ過ぎて 実家 出入り禁止になっている) しかも 震災を経験してるので 時々 頭の中でシュミレーションまでしています(笑)

こちらこそ すみましぇん 勝手にリンクしてました。
たーしからの希望で リンクするように言われたので・・・(笑)
たーし 文ちゃんのファンだから やたら おかあはんと匠と部長に詳しくなっている・・・。 
by pashamaki (2007-11-28 12:55) 

pashamaki

たーしへ

なんでよぉ 泣いたえぇやん♪
Pashaで かずが泣いてた時 ずぇんずぇん関係ないのに たーし 一緒に泣いてたやん(笑) いっぱいお客さんいたのに 泣いてたやん(笑)
あれは 一体 なんやったんやろ?

まぁね 親や兄弟の前で 素直になれないってのはあるね!

”犬の十戒” 堪えるよねぇ・・・。 
あれ ほんまに 犬の思ってることやなぁって感じるもん。
たった10個のお願いくらい きいてあげなきゃね!!

あっ 「犬と私の・・・」 ゆきが持ってかえったよぉ。
さきちんに貸したら ますます不眠症になるやろね(笑)
by pashamaki (2007-11-28 13:03) 

ブル吉母

犬の十戒、、、私も読みました。映画も見るつもりです。
日常の生活って、ただなんとなく過ぎていくから、大切な事見落としがちですよね、、、。犬にしろ家族にしろ、「居てあたり前」的に思っている事がありますから、pashamakiさんの経験を読ませてもらって、考えさせられましたよぉ(T_T) ぶーちんの最後の時、私は後悔無く見送れるだろうか?今現在、ぶーちんに出来ること全てできているだろうか?って。
私も子供いないんで、ぶーちんが私にとっても長男です。
子供を育てるように可愛がって居ますけど、自問自答しちゃいました(^_^;)
普段一緒に居られる時間って短いんですけど、でもその短時間でも、ぶーちんは一生懸命甘えてきます。
いい年のオッサンに見えますが、甘えさせてあげよぉ~♪
by ブル吉母 (2007-11-28 13:23) 

pashamaki

デルママさんへ

読んでくださってありがとうございます。
私 ”犬の十戒”なんて 今年になってから知ったんです。
家族として迎える前に 読んでもらいたいですね。

けど 両親も私も 犬依存症になっている様な・・・(笑)

ペットが商売として成り立つ限り いいこともありますが 嫌なことも必ず耳にするでしょうね。
当時 「何 飼ってんの?」って友達に訊かれて 「チャウチャウ♪」って答えたら 「ちょっと旧いなぁ・・・」って言われました。
反論する気にもなりませんでしたが そんな感覚ってあるんだって知った記憶があります。
家族だし 命なのにね・・・ 切なかったです。
by pashamaki (2007-11-28 13:32) 

pashamaki

ブル吉母さんへ

あぁぁぁ でも そんなにこだわってしまったらダメだと思いますぅ。
だって 私達には 生活するためにしないといけないことってありますし それがあって はじめて家族を大事にしてあげることが出来るんですしね!

そぉやね ぶーちん 毎日毎日 お留守番イヤイヤって 闘ってるもんね(笑) あれは 後ろ髪ひかれるわぁ・・・(笑) でも 甘えてくれるっていいよね! だって してあげれるかあげれないかは別として 言葉を話せないぶーちんの要望をわかってあげられるもんね♪
by pashamaki (2007-11-28 14:03) 

B.Bママ

B.Bママも…
10代の時、自分で連れて来た牛丼(プードル)と天丼(シャム猫)
結局、面倒をみるのはいつも母…
やはり学生から社会人になった私は牛と天の事を二の次にしていました。。。
だから失った時『もっと…こぅしておけば良かった』とヵ…
『あぁしてあげれば良かった』とヵ後悔しました。
なので今でも2匹の事を思うと泣けてくる時があります。

本当は現実をしっかり見なくてはいけないと思いつつ…
この手の類い…
『犬の十戒』や『虹の橋』『13年後のクレヨンしんちゃん』
など…
実は見ないよぅに…避けてました。。。

今回この『10の約束』の9番の時点でB.Bママは…
『やっぱり…ダメだ…』と泣いてしまぃました。
Pashamakiさんと同じよぅに…
牛や天を思い出してしまぃ、ブーやブリンを重ねてしまぃ…
ダメだぁ~
母達のよぅに強くならなきゃ。。。
by B.Bママ (2007-11-28 18:38) 

pashamaki

B.Bママさんへ
わぁ 皆さん 読んでくれるんですねぇ・・・。
                        感激ぃ♪
これって仕方ないことだと思うんです。
私達も 勉強はもちろん遊びも恋愛も仕事も 立派な社会経験の一つですもん。
いろんな経験を積まないといけない時期でしたもん。

言い方に語弊があるかもしれませんが
ワンちゃんの様に ずっと おうちにいるわけにはいきませんもんね。
お仕事に行ったり 家事をしたりも 立派なワンちゃんを家族として迎える姿勢のひとつですよね!

し しかし・・・・・・・・・
    ”牛丼”と”天丼”て・・・・
センチメンタルな気分にさせておいて こんな返事も失礼だとは思いますが
   ごっつい ネーミングセンスですね・・・・。

B.Bママさん 関西人ちゃいましたよねぇ?
by pashamaki (2007-11-28 19:24) 

さわ

http://www.youtube.com/watch?v=4Tfd7U10IbU&feature=related
犬と私の10の約束の映像があったので見てみてください。
短い映像やけどなんか感動!!
by さわ (2007-12-10 23:01) 

っ

http://www.youtube.com/watch?v=4Tfd7U10IbU&feature=related
犬と私の10の約束の映像があったので見てみてください。
短い映像やけどなんか感動!!
by っ (2007-12-10 23:09) 

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